お祖父様が亡くなられて2年経ち、実家を解体する工事の最中にお祖父様の部屋から日本刀が出てきたとのことで、岡山県の個人の方からご相談をいただきました。
遺品整理をしている時には発見できなかったもので、お父様は「そういえば、昔手入れをしているのを見たことがある」とのことでしたが、ご家族の方は「怖い、気持ち悪い」と言って処分したいとのご意向でした。ご依頼主の方が「日本刀を捨てていいのか分からない」と、ネットの検索から刀剣佐藤へご連絡いただき、日程を決めてお越しいただきました。
「袋から出して登録証があるのは確認したけれど、怖くて抜いていない」とのことで、査定をしましたところ、保管場所が良かったのか、錆は発生しておらず健全な状態を保っておりました。有名工ではないものの同作者による大小で、拵えも付いており、お祖父様が大切にされていたことが窺える良いお刀でした。
まずは刀剣の概要と査定額をお伝えした上で、査定評価書類を作成してお渡しいたしました。ご家族の方はどなたも所持することに抵抗があって売却をご希望でしたので、その場でお買取いたしました。お買受成立のケースでしたので、査定評価書類の作成費は無料とさせていただきました。
一振ごとの査定額を記載した詳細な書類に、大変ご満足いただけました。また、危うく廃棄処分されてしまうところだったお刀を救うこともでき、皆さまにとってご満足いただける結果となりました。